「天使にラブ・ソングを…(1992)」の続編。先日「1」を観たらなんと3名様から「2も観て!」とプッシュされてしまったので急いで観ました。そんなにいいのか2。
あらすじ
前作から1年。ラスベガスで自分のショウを持つほどになったデロリスのもとにシスターたちが訪れた。手を貸してほしい、また戻ってきてほしい、と頼み込まれデロリスがやってきたのはかつて自分も通っていた高校。シスターたちもお手上げという無法地帯の生徒たちに、音楽教師として対峙することになる。そんななか、学校には閉鎖の危機が迫っていた。
しっくりくる2作目
ベガスにシスター3人組が現れたときの嬉しさよ。前作は何よりもまずキャストが魅力的だったのだなと気付かされるオープニングシーンでした。そして「こっちの世界が大変なんだ!助けにきてよ!」という最高にベタベタな「2作目」の展開がまた最高。話が早い早い。
ドタバタ尼さんクライム映画だった前作とはガラッと変わり、今作の舞台はハイスクール。廃校寸前の合唱部を立て直す、みたいな話なので、実質「glee」の原型的な?とか思ってしまうglee履修中のわたしです。
クライマックスを飾るのは今回もゴスペルですが、全体的にはヒップホップ色が強まっていておもしろい! ヒップホップのミュージカルっていいですね。音楽のルーツ的な話に始まり、前作よりだいぶ黒人側の主張みたいなのを盛り込んでいるんだなと思ったら、監督さんがアフリカ系の方に変わっていました。
なんといっても本作の目玉はこれ「Joyful, Joyful」。めちゃくちゃ楽しい。最近こういう全力で楽しいやつにめっぽう弱くてだめです。人の歌声が合わさると、なぜにここまで涙腺を刺激するのか。コンテストでの優劣の付け方も絶妙で、強豪校の強豪校っぽさがすごかった(笑)
とてもカタギには見えないサングラス姿のデロリスがイカす、よい続編でした。
(2019年13本目)
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