忘れた頃にNY旅行記35本目! 最終回! この記事の続きです。終わりたくなくてずるずる先延ばしにしてましたが終わらせなくては。
飛行機に14時間くらい乗って帰るだけ。盛り上がらないね!
おうちに帰るまでがNY旅行記
帰りの飛行機は予想以上に日本人だらけ。滞在中ほとんど日本人に会わなかっただけに、おいおいどこに隠れていたんだという気持ち。
普段国内線はLCCしか乗らないので、ファースト&ビジネスを通ってエコノミーに行くという苦行を今回初めて知った。行きは良かったが帰りはそのシート、喉から手が出そう。
それはそれとして、さっき変更してもらった座席はいい感じ。隣席の人がやってきたので「あ、すみません」と口にしながら立ち上がり、はたと気付く。すごい久々に日本語を喋った。
飛び立つ前にツイートを一句、と思ったらWi-Fiの電波がなかった。17時過ぎ、諦めて離陸。ああ今度こそ本当にさよならニューヨーク。
設備は行きのユナイテッドと比べると少し古い。エコノミー最前列にベビーベッドを付けようとしてCAさんがかなり長いこと苦戦していた。あんなオプションあるんだな。
離陸から1時間ほどでおやつとドリンク。程なくして最初の食事。
こんなふうに選べる。これがANAか…。これといって口が日本食を求めていなかったのでBにした。とはいえジュレ状のおひたしは沁みた。そして食後にはハーゲンダッツが出た。これがANAか…(再)。
天空映画館 復路
行きに比べて帰りは眠れなかったので、3本も観れた。
このタイミングで観るのかよという「ゴースト/ニューヨークの幻(1990)」、確か日本ではNetflixでしか観れないはずの「アナイアレイション -全滅領域-(2018)」、こういう機会じゃないと観ずに終わりそうな「ワンダーウーマン(2017)」。どれもそれぞれおもしろくて、我ながらじつに良いセレクトだった。 「ゴースト」を観たあとに一度寝た。が、例によって深夜の謎おやつに起こされる。無心でチョコデニッシュを口に詰め込む。眠りを諦めて「アナイアレイション」を鑑賞、依然寝る気にはなれなかったのでコーヒーをもらってきて「ワンダーウーマン」のハシゴ。
NY時間早朝4時ごろ、二度目の食事。普通においしい。ちなみに帰りの機内は完全に日本語だった。なんとな〜くニュアンスだけで乗り切ってきたNY滞在中と違い、じつに細かい表現が使える。「このコップにオレンジジュース足してもらえますか」とかいうやや複雑(でもない)なお願いもお手の物だ。わたし日本語うまいな…と生まれて初めて思った。
言いたいことを細かいニュアンスまで漏らさず表現できるのはいいなあと思う反面、そんなことだから言わなくていいことまで言っちゃって後悔する日々なんだよなあという、つまりカタコトで生きていたい。 #353inNY
— 353 (@threefivethree) 2018年11月26日
帰りのほうがフライト時間は長いのだが、行きと同じくそこまで体感時間は長くなかった。なんだかんだ飛行機はもう北海道の近くまで来ている。あっという間だったな、もう着いてしまうのだな。うとうとぼんやりしみじみしているとバナナが配られてきた。ここまで来るもの拒まずの姿勢でいたがこんな夜更けにバナナはさすがに無理だったのでパス。
日本時間21時過ぎ、容赦なく羽田へ着陸。残念ながら旅は終わりだ。
JFKでは乗る機体が見えなかったので、降りてから初めて見た。
日本向いてないエピソード
自動化ゲートでさくっと入国できるはずが、指紋をうまく読み取ってくれなくて苦戦。ポケットに残ってたチップ用のドル札は未練でしかないからバゲッジクレームの募金箱へ。
帰りは羽田からバス。町田行きのチケットを買おうとしたら、カードの暗証番号を間違えてハネられる。NYでは一度も間違えなかったのに。
なぜかNYより無愛想なスタッフにむむっとしつつ悠長にバス待ち。発車まであと数分、ふと気付く。Wi-Fiを返し忘れている。おおおこれはまずいこれはまずいこれはまずい返却カウンターの場所すら知らないがなんとなくアタリをつけて猛ダッシュ……で、当たり!! どうにか返却!! 汗だくでバスに飛び乗り、息つく間もなく発車。っていうかそう、0度前後だったNYと比べて日本の暑さよ…。
というわけで、あっちではなんのトラブルもなかったというのに帰国後1時間もしないうちに2〜3点のトラブルに見舞われるわたしなのであった。これは確実に日本が向いていないということであろう。今すぐトンボ帰りさせてほしい。
ちょうど日付も変わる頃、無事帰宅。とてもとても濃い6日間が終わった。
帰ってきて、部屋に置いてある旅行本とか開きっぱのブラウザのタブとか見て、ものすごい祭りのあと感を味わっている。ここ数ヶ月の心の支えが消えてしまった…。
— 353 (@threefivethree) 2018年11月26日
これ、すごく覚えている。帰ってきて早々泣きたくなった。想い出を反芻しつつ気持ちを整理するために翌日11/27から旅行記を書き始めた。まさかこんなに長くなるとは。まるまる二ヶ月以上かけてようやく完結です。お付き合いいただきありがとうございました。と言いつつ、少しだけ付録として続けるつもり(懲りない)。
初めてのニューヨークひとり旅、総括するなら「帰りたくなかった!」。また絶対に行きます。
目次を作りました
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