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主に映画の感想文を書いています

ヤマトで育つとガンダムに乗れない説

英伝こと「銀河英雄伝説」にハマっている。と言っても新作のアニメと新作のコミカライズでという、ファンの方に怒られそうな感じなのだけれど。もっと怒られそうなことに勝手ながら「カルト」なイメージを抱いていたので、新作アニメの放送を機に踏み込んでみたら意外と優しい沼でずぶずぶしている感じだ。

同時に「機動戦士ガンダム00」の一挙放送なども観ているのだが、こちらはまだなかなか沈んでゆけない。というかそもそも、ガンダムシリーズにハマった試しがない。と言ってもファースト劇場版三部作と逆シャアとポケ戦くらいしか観ていないのだけど、これでピンとくるものがないのであれば多分今後もそこまでハマることはないのでは、というネガティブな推測である。

なんでかね〜と思い、ふと辿り着いた仮説がひとつ。ロボットものにあまり興味がないのではなかろうか。

「ヤマト世代」だった父親の教育方針により、幼少期は「宇宙戦艦ヤマト」シリーズをしこたま見せられて育ってきた。よって、宇宙戦艦はかっこいい、という刷り込みがなされている。「でっかいロボットの狭いコクピットで意気込む主人公」を見ずに育ったわたしは、巨大な戦艦の艦橋から司令を出す主人公のほうがおそらく圧倒的にシビれるのだ。なるほど銀英伝は宇宙戦艦ものだ。

そう考えてみると、テレビシリーズ&劇場版すべて観ても全くハマらなかった「エヴァ」、すんなりハマれた「マクロス」、合点。あながち間違っていない気がする。そのくせ「パシフィック・リム(ただし1のみ)」に大興奮していたりするような例外も、もちろん存在するけれど。まあ多分これはアニメに限った話。

だから何? という話ではあるのだが、「なんでかね〜」にある一定の法則性が見出せたのでなんとなく嬉しくて文章化してみた次第。今の望みとしては、どうかこんな法則性など無視してダブルオーよ面白くなれ!である。5話くらいで面白くなってきたので期待している。沼地はいくらあってもいい。