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主に映画のあらすじと(まとまりのない)感想文/期間限定でNY旅ブログ連載中

ブレックファスト・クラブ(1985)

最近よくタイトルを耳にしていたので鑑賞。「レディ・プレイヤー1」の「ハリデー年鑑」は、本作の舞台である図書室をモチーフにしてるのだそう。他にもソレントの台詞として登場したりします。

あらすじと感想

ある土曜日、補習のため渋々と登校する5人の高校生。同じ教室に「丸一日」閉じ込められてしまった彼らはそれぞれ性格もコミュニティも全く異なっていたが、次第に胸の内をさらけ出すようになる。

ごちゃごちゃと書くのが野暮に思えるほど、しみじみ、とてもよい作品でした。

シチュエーションは主に学校の教室だけ。登場人物は主に高校生5人だけ。地味な絵面の「密室モノ」なんですが、なんでしょうこの「おもしろさ」。「しみじみ、とてもよい」な映画でありながら、それだけじゃなくて、つい前のめり気味に鑑賞してしまう圧倒的な「おもしろさ」がある映画なんです。


おそらく日本よりも「スクールカースト」が明確に存在しているアメリカのハイスクール。教室に閉じ込められたメンバーは、体育会系だったりお嬢様だったりガリ勉くんだったり不良少年だったり不思議ちゃんだったりと、普段の生活では「口もきかない」存在の相手ばかり。最近公開された「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」の設定は、この映画を基にしているそうです。言われてみれば共通点だらけ。

そんな5人が「作文を書く」以外の課題を与えられず同じ檻に投げ込まれたとしたら。お互いに「なんだよこいつ」と思いながらもいつしか会話のキャッチボールが始まり、最終的には涙を落としながら胸の内をさらけ出すほどの関係になっていきます。この「心のデトックス的な展開がすごく、すごく好きです。あらすじだけ書くと全然おもしろそうに見えないけど。ものすごい、おもしろいの。

だけど、右肩上がりに心の壁が崩れていくのかといえばそうでもない。5人の関係が最高に「いい感じ」に高まってきてるところで誰かが言います。「ぼくら、月曜日に会ったらどうする?」。これ、すっごい台詞ですよ。うわああああって感じですよ。教室から解放された先、彼らの「月曜日」を映画は見せてくれませんが、とても浄化された気持ちでエンドロールを迎えることができます。

「いい映画」が観たいな〜という方はぜひご鑑賞ください! ちっとも魅力を説明できなかった…!

(2018年82本目)