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- 発売日: 2013/03/02
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あらすじ
厳重に管理された米軍のミサイル発射基地。ミサイルは、複雑な手順を踏んで最終的に人間がキーを回すことによって発射されるシステムになっている。あるとき突然の発射命令が下されるが、怖気付いて発射キーを回せない者が多かった。じつはこの命令は調査を兼ねた訓練であり、いざというとき人間に全権を委ねるのは危ないという結果に至ったため、軍事コンピューターによるオペレーションの自動化が進められることになった。
ところ変わってシアトルの住宅地。パソコンが大好きな高校生デビットは、遊び感覚で学校や企業のコンピューターにクラッキングを仕掛けるような天才少年。ある日、ゲーム会社と思ってクラッキングした先で好奇心から「世界全面核戦争」という見慣れぬゲームをセレクト。自キャラをソ連とし、米国に向けて攻撃を始めた。そのころ米軍司令部では「ソ連が攻撃してきた」と大騒ぎに。彼が侵入したのはゲーム会社のコンピューターではなく、米軍の軍事コンピューターだった。
要は、プロローグとして「人間はいざというとき日和るからコンピューターに最終決定権やろうぜ」みたいな方針にしちゃった経緯が描かれまして、そこからの「えええーなんかこいつ勝手にミサイル打とうとしてんですけどー!止められないんですけどー!」みたいな展開ですね。そりゃ大変だ。
「サマーウォーズ」との共通点
- 天才的な理系少年が「まさかそんなヤバいもんとは知らずに」巨大システムに侵入してしまう
- テレビで事の顛末を知る
- コンピューターが核攻撃を仕掛けてくる
- 微妙な間柄の女の子と一緒に頑張る
- ダークサイドに堕ちかけたキーマンがいる
- ゲームを利用してコンピューターを打ち負かす
みたいなとこでしょうか? 「サマーウォーズ」の肝である仮想現実空間みたいなものは出てきませんが、確かに話の筋は共通点が多いですね。
サマーウォーズ スタンダード・エディション [Blu-ray]
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「レディ・プレイヤー1」との関係性
というか「サマーウォーズっぽい」と思ったところについての「ウォー・ゲーム」との関連性、という感じですが、1回観た限りでは「サマーウォーズっぽいと思ったところはそのまんま『サマーウォーズっぽい』の認識で間違ってないと思う」という感想になりました。仮想現実空間が出てこない、ということが大きいです。
あらためて、「レディ〜」が「サマーウォーズっぽい」ところ、かなり多いんですよね。冒頭の「オアシス」チュートリアルシーン、クローズアップされる「鍵と鍵穴」の構図、終盤の「全世界見守り感」、その他諸々。公式なコメントはない(見つからない)ので推測止まりながら、あそこまでジャパニーズポップカルチャーを愛してくれているアーネスト・クラインさんだったら細田作品だって観てるし好きでしょう!という極めて都合のよい希望的な解釈をしておきます!
「ウォー・ゲーム」、個人的にはこれといって特筆する点がなくてごめんなさいって感じなんですが、当時としては斬新な作品なのでしょうし、特に「レディ〜」の原作でもかなり大事な役割を担っている作品(※)のとことですから、「ハリデーを知る」ことができた気がしてよかったです(笑) それにこれがなかったら「サマーウォーズ」も生まれてなかったかもしれませんしね!
※クエストの一環に「ムービーシンク」という「自分が主人公になって映画の世界に入り込み、映画通りに最後まで演じきる」チャレンジが幾度も出てくるそうで、そのなかのひとつが本作らしいです。めっちゃおもしろそう。映画でも「シャイニング入り」する直前の映画館にポスターが貼ってあるみたいなので再鑑賞時にチェックしなくては!
(2018年80本目)