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主に映画のあらすじと(まとまりのない)感想文/期間限定でNY旅ブログ連載中

ヴァージン・スーサイズ(1999)

ヴァージン・スーサイズ [DVD]

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ロスト・イン・トランスレーション(2003)」等のソフィア・コッポラ監督作品。「ハチミツとクローバー」みたいなビジュアルに騙されませぬよう。

あらすじと感想

1970年代アメリカのありふれた一家。5人姉妹の末っ子がバスルームで自殺未遂を起こす。「まだ13歳で人生の辛さも知らないだろうに」と医者が咎めると、「先生は13歳の女の子になったことないでしょ」と返す。そして数日後、今度こそ自殺を完遂。理由はわからない。

遺された4姉妹は平静を装いながら日常を過ごしていくが、誰の理解も及ばぬまま、ある日4人ともこの世を去る。

ジュマンジ(1995)」に出てたあの女の子ことキルスティン・ダンストを追っかける鑑賞旅。あれから4年しか経っていないのにすっかり大人びた女性のルックスに。「ほんの数年で大人の女性に!」のショック(?)は「レオン」から「スターウォーズEp.1」のナタリー・ポートマンでも味わったやつだなーと思ったらあちらも94年〜99年という同じ時期のことでした。同期なんだな〜。

…というのは置いといて、すごい不思議な映画でした。だってブロンドでネグリジェの女の子たちが若くして自殺してくのをなすすべなく見てることしかできないんですもの。理由も漠然とはわかるけど、最後の集団自殺に至る決定打はわからないまま。それは最初の末っ子も同じく。

「衝撃の結末!」ではありながら、彼女たちが命を絶つことはネタバレではなくて。この映画の語り手は彼女たちに熱を上げていた少年たちであり、その「ネタ」は最初に彼らが明かしていて。少年たちが窓から覗いて知り得たことを「これは推測も混じってるんだけど」と教えてくれる。それだけの映画。しかしなんでしょうね、この印象の残り方は。これぞ映画、という感じがしますね。

理由なき反抗 [Blu-ray]

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途中、シアター的な暗い部屋での授業にプレイボーイが忍び込んでくるシーン、すごく「理由なき反抗(1955)」のオマージュっぽいなと思ったんですがどうでしょう。プラネタリウムの同じようなシーンありましたよね。こちらもやはりティーンの脆さを描いた作品ということで通じるものを感じます。弾は抜いておいたのに。助けに来てあげたのに。

(2018年68本目)