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あらすじ
1950年代にアメリカで活躍したお笑いコンビ、ヴィンスとラニー。ふたりは長年連れ添った夫婦のような芸風で人気を博していたが、ある事件の発生と時を同じくしてコンビ解消へと向かってしまう。それは、ふたりの泊まっていたホテルのバスルームから女性の全裸遺体が発見されるというものだった。
15年後。かつて彼らに憧れていた少女カレンは大人になり、ジャーナリストとしてヴィンスの自伝出版に携わっていた。当時、彼らとは関係ないと報じられた“全裸遺体”の事件。果たして本当に無関係だったのだろうか。コンビ解消と事件との間に何らかの関連性があるのではないか。ジャーナリスト魂から、カレンは少しばかり踏み込みすぎてしまう。
すぐ脱ぐ
いきなりですみませんが、とにかく脱ぎます。だいぶAV寄りの映画と言えましょう。調べていたら本作のアトム・エゴヤン監督、「クロエ(2009)」も撮ってる方でした。そうそう、あれもやたら脱いでた印象があります。あと同性愛的要素も共通してるかな。まあ男目線なので基本的にはごちそうさまですって感じなんですけど、それにしたってこの監督の作品は「脱ぎまくってた!」という印象が残りすぎると思います(笑)
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コリン・ファースかっこいい
お笑いコンビ役をコリン・ファースとケヴィン・ベーコンが演じていますが、特にヴィンス役のコリン・ファースがかっこいい! 「キングスマン」の英国紳士なイメージはそのままに、かつヤク中バイオレンスみたいな、んー、これはわたしの趣味ど真ん中です。スーツにボウタイでバイオレンス、最高じゃないですか。性的にもだいぶ過激なところまでいっておりまして、これはなかなか衝撃のコリン・ファースです。おすすめ。終盤の氷風呂のシーンで流れるチャールズ・ミンガスの「Goodbye pork pie hat」はレスター・ヤングへの追悼ソングですけども、ヴィンスなりの選曲なんですかねえ。
わりと複雑
50年代と70年代を行ったり来たりする構成になっているので、状況を把握するのに結構時間がかかってしまいました。その上ストーリーも結構複雑なもんですから、本当は2回観たほうが前半のあれこれを理解しやすくていいのかも。そして地味に怖い。全裸遺体、目の見開き方が怖い。ロブスターはトラウマ級! アリスのアレも性癖丸出しでなかなかのご趣味です。
だいぶやりたい放題なR-18ミステリー、あまり大声では言いたくありませんが、わりとわたしは好きなタイプの映画でした。アリソン・ローマンってときどき松岡茉優に見えませんか。
(2018年58本目)
追記
そういえば、ケヴィン・ベーコン演じるラニーがジュディ・ガーランドやマリリン・モンローをdisるシーンがありました。昨日「ファイト・クラブ」の感想にジュディ・ガーランドのことを書いた直後で、なんともタイムリー。
前の前の前に観た「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」とその次に観た「ソウ」は『監督自ら主演をつとめるインディペンデント映画』っていうところで共通してましたし、なにかと期せずして「あれっ、昨日のと繋がってる!」みたいなことになる率が高いように思います。いつまで続くかしら。