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主に映画のあらすじと(まとまりのない)感想文/期間限定でNY旅ブログ連載中

スイス・アーミー・マン(2016)

スイス・アーミー・マン Blu-ray

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ハリー・ポッター」のダニエル・ラドクリフが死体を演じているらしいというのは公開当時よく耳にしたので知ってました。死体……??(というわけで、確かめるべく鑑賞です)

あらすじ

無人島へ漂流してしまった青年ハンク。絶望感から首吊り自殺をしようとしていたそのとき、ひとりの男が浜に打ち上げられる。仲間登場!と期待するも男はすでに死んでいたためハンクは観念して再度首を釣ろうとするが、腐敗ガスの排出によって浜辺の死体が激しく動き出し、再び海へ戻っていく。置いていかないで!と海に浮く死体を追いかけてまたがるや、死体のお尻から排出されるパワフルなガスによってまるでジェットスキーさながらハンクと死体は海を駆けるのであった。ヒャッホー!(完)

っていうのが冒頭5分なんですよ。オープニングがクライマックス。アバンタイトルだけでなんらかの賞が取れそうな映画です。そこから90分ほど何をするかといえば、スイスアーミーナイフ(=十徳ナイフ)のようにお役立ちな死体くんをフル活用して山中でサバイヴしまくるんです。そしていつしか死体くんとの友情も育まれていくんです。すてき。

粗雑で馬鹿馬鹿しくてすこし感動的

もうほんと、最高にしょーもないオナラ映画でした。ただ100%しょーもないかといえばそうでもなくて一応ちょっとだけ考えさせられるようなところもあるんですけど、でもまあ98%くらいはしょーもない映画でした。Wikipediaの作品ページに載せられていたこの評が的確だと思います。

粗雑で馬鹿馬鹿しいが、ふたりの良い演技と、音楽と編集の上品な使い方によって、すこし感動的なものになる

スイス・アーミー・マン - Wikipedia

「すこし感動的なものになる」っていう表現が、ビンゴ!笑 すこしよ、すこし。「ジュラシック・パーク」の音楽には騙されないぞ。

系統としては「テッド」ですかね。テッドが死体くんになった感じの物語ですね。ドラッグはやらないけど、小〜中学生レベルの下ネタをひたすら言ってます。主に死体が。そう死体、喋るんすよ。喋ると思ってなかったから、シャベッタァァァァァァァでしたよ。

これ以上に「怪演」という表現がふさわしいケースはそうないであろう「死体役」ダニエル・ラドクリフの怪演、一見の価値ありです(彼の親友ハンク役ポール・ダノもとてもよいです)。しょーもない下ネタに溢れているので鑑賞時のシチュエーションにはご注意を。

(2018年49本目)