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ブラックパンサー(2018)

ブラックパンサー|ブルーレイ・DVD・デジタル配信|マーベル公式|Marvel

ワカンダ フォーエバー!!!!!

というわけで、観てきましたブラックパンサーマーベル・シネマティック・ユニバースMCU)の作品は数年前から履修していたのですが、タイミングと気持ちが合わず今回が初の劇場鑑賞となりました(18作目ですって。そんなになるのか…。なおソー3はまだ未見)。最近のMCUはスケールが大きくなりすぎててあんまり趣味じゃなくなってきた印象を受けていたため過度な期待はしなかったのですけども、はい、ワカンダ フォーエバー!!!!! でしたね。超たのしかったです。あと、お約束のスタン・リー爺さまはだいぶ図々しいご登場で笑いました。以下、まとまらない雑感を。

ワクワクワカンダ

舞台となるアフリカの国ワカンダは、後進国の皮を被った超先進国! キャプテン・アメリカの盾で有名な超素材「ヴィブラニウム」を隠し持ちながら、何百年も豊かに地下で暮らしていたのでした。このワカンダのテクノロジーがとにかくすごい。っていうか、ワクワク。主人公である王様ティ・チャラの妹ちゃんが技術者で、お兄ちゃん用にいろんな秘密道具を作ってくれるんですが(007のQ的な?)、その見せ方がほんとワクワクします。「アイアンマン」でマーベルにハマったときの気持ちを思い出しました。

そう、007っぽい

ダニクレボンドシリーズを最近観ただけのにわかですけど、007っぽい! つまり楽しい!(雑) 実際、監督も007シリーズを意識したようです(2階建てカジノなんかも「スカイフォール」なんじゃないかな〜)。ボンドカーならぬヴィブラニウム製のレクサスでカーチェイスするシーンはもう、うひょーです。レクサスが出てくるとマーベルって感じするよね! しかもこのレクサス、妹ちゃんが開発した遠隔レクサスで、運転はラボの妹ちゃんがしているのです。くすぐる〜〜男心くすぐる〜〜!

他にもライオンキングっぽかったりスターウォーズっぽかったり娯楽要素てんこもりって感じでやばいです。語彙がやばくなります。「アメリカ映画からヒントを得て作った靴」もツボ(「バック・トゥ・ザ・フューチャー パート2」のマーティの靴ですよね)。

基本的に設定が覚えられない

記憶力が悪いのでMCUの設定が全然覚えられません。そもそもティ・チャカとティ・チャラにしても「え、シビル・ウォーに出てたあの人たちなの!」くらいの、そこからかよっていうレベル。99%黒人な今作で「白一点」のロス捜査官(この人めっちゃ愛せますね〜 遠隔バトルのシーンとか最高でしたね〜 倒して「やった!」って笑)とかクロウあたりも全然覚えてなかったですし。バッキーにしたって事の経緯をすっかり忘れちゃってる。今「シビル・ウォー」観たらだいぶ新たな視点で楽しめそうです。


とまあそんなわけで思いのほか大興奮、たーのしー!なブラックパンサーでした。初めての劇場鑑賞MCUがこれでよかった。ここ数作はあまり好みじゃなかったんですけど、もしかしたら劇場で観てたら楽しめたのかも。MCUは大きなスクリーンと大きな音で楽しむものですね、と18作目にして気付きが。だってもう、大写しのマーベルロゴだけで胸アツになっちゃったもの。

エンドロール途中、国連で「これからは技術と資源を共有していく」とカミングアウトしたティ・チャラ国王。ロスさんがニヤリとするなか、諸外国はまだワカンダのなんたるかを知らないため「それは素晴らしいことだけど、農業国のおたくが一体なにを提供してくださるので?」と苦笑。わっかんね〜かな〜。わっかんね〜だろうな〜。次作以降のカタルシスに期待!

(2018年45本目 劇場鑑賞)