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主に映画のあらすじと(まとまりのない)感想文

踊る騎士(1937)

踊る騎士 [DVD]

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フレッド・アステアジンジャー・ロジャースの黄金コンビが「計画的に」解消された時期の作品。決してネガティブなコンビ解消ではなかったのだけど、マスコミ的には恰好の的だった模様。ジンジャーポジションを勤めたのはジョーン・フォンテインという女優さんで、なんとこのひと、東京生まれ! それだけで応援したくなってしまうものです。個人的にはジンジャーより好きなお顔。ヒッチコック作品で有名らしいのでそのうちまたお目にかかれるでしょう。

作曲家ジョージ・ガーシュウィンが生前手掛けた最後の映画音楽だったようで、この作品の封切り直前に亡くなっています。ガーシュウィンの伝記映画「アメリカ交響楽」には舞台音楽のエピソードしか出てきませんが、アステアの自伝にその頃のことが少し書いてあります。

初期のアステア作品を遡っていて思うのは、意外とバリエーション豊かですね。「同じダンスはしたくない」というアステアの職人魂も影響していると思いますが、ダンスシーン以外にも毎回いろいろ新しいことに取り組んでいる印象を受けます。遊園地のシーンだとか、バルコニーから飛び降りるアステアの「アクション」だとか、脚本的にはアステアが比較的“塩対応”な役を演じてるのも新鮮でした。ヒロインのパパとの交流、なんてのもおもしろい。

そして最大の見所、アステアドラム! 予備知識なく観てたのでいきなり始まって驚き。アステアのドラム芸は「足ながおじさん(1955)」「イースター・パレード(1948)」と新しい方から順に偶然観ているのですが、一番古いこれが一番すごいかも…。

と、そんな感じでなかなか楽しめる作品でした。じつをいうと前半は完全に睡魔にやられて寝てしまい、二日間に分けて観たんですけども(笑) 後半のほうが面白かった、気がする!

(2018年36本目)

おお!

このアステアドラムを実際にやってみてる人がいる〜!