ボヘミアン・ラプソディ(2018)
書き方を忘れました。久しぶりの映画感想ブログです。NY旅行記を書き終わってからだと絶対書けない気がしたので先に。なお、この前に飛行機鑑賞ぶんの5本がありますがそれはまた追って…。
概要
ロックバンドQUEENの伝説的ボーカル、故フレディ・マーキュリーにスポットを当てた伝記映画。時系列などだいぶ事実と変えられている部分もあるようだが、現存QUEENメンバーのブライアン・メイとロジャー・テイラーが制作に大きく関与していることから、彼らがこの内容で作りたかったのならオールオッケーじゃんという気持ちになる。
映画っていいですね
ものすごく久しぶりに映画館へ行きました。多分2ヶ月半ぶりくらいでは…。ここのところあんまり話題になる映画がなかったように思いますが、これは明らかに話題になっていましたね。あれそんなヒットしてんのか〜観なきゃ〜生活サイクル戻さなきゃ〜という気持ちで、日曜日のレイトショーへ。お客さんいっぱい入ってました。
わたしQUEENはロクに聴いたことがありませんで、理由はこれといってないんですけど、フレディ・マーキュリーのあのビジュアルが強烈でいまいち手をつけようと思わなかったようなところはあるかもしれないです。本作はフレディがまだ「あの感じ」になる前から描かれていて、彼のパーソナルな部分にすんなり入り込むことができます。QUEENの豊かな音楽性、メンバーそれぞれのキャラクターにもしっかり親しみが持てます。わたしのようなQUEENビギナーにこそいいのかも。
感想としてはまあ、めちゃくちゃよかった〜〜泣いたわ〜〜っていうところで、ほんといい映画だったし、これがヒットしてる日本いいじゃない!という気にもなります。んでもって、やっぱり映画館で観る映画はパワーがあっていいですね。また前みたいに通えるようにしよう。
雑感いろいろ
FOXファンファーレからまずスゴイ的な感想を見かけてどういうこっちゃと思っていた件は秒で納得。ありゃズルい。罪深きブライアン・メイのおしごと。あんな「クイーン・サウンド」でファンファーレ聴かされちゃ、本編始まる前からスタンディングオベーションしたくなっちゃいます。
とにかく展開が早くて「あーもっと聴きたかった」な感じでどんどん進んでいっちゃうのが少々惜しいところですが、最初のほうの楽曲制作シーンも掴みばっちり。スタジオでの試行錯誤が楽しくて、プリペアド・ピアノからのプリペアド・ティンパニだとか(真似しないでね!)、アンプ吊り下げて振り子みたいにしたりとか、オーバーダブにオーバーダブを重ねるだとかパン振りだとか、あのへんほんと最高に楽しいです。
「ボヘミアン・ラプソディ」でギターソロを録ってるときのブライアン・メイが、ブースの中からピックアップ越しに返事するのとかもいい。ギターやらない人だとわからないとこかもしれないので一応説明すると、エレキギターにはピックアップっていう特殊なマイクがついてるんですけど、近くで声出すとああいうふうに拾うんですよ。
ライブ映像もどれも良くて、フレディ初ライブでの「うそでしょw」っていうマイクスタンド爆誕のくだりとか、あれ大好き(笑) 歌は基本的にフレディの声にアテフリしてるらしいと読んで驚きました。全然違和感なかったなあ。他のメンバーの演奏アテフリも一切気にならなかった。そのへんの作りがしっかりしてると好感持てます。
ライブエイドのシーンはステージ上もさることながら、客席の表情や挙動がいちいちグッときちゃって。ライブのときってああいう顔しちゃうよね、あんなテンションで狂喜しちゃうよね、っていう感じですごーくよかったです。この感じは「ローズ(1979)」を思い出した。本作が好きな人には「ローズ」もオススメです。
にしてもライブエイドってそんな凄まじい出演者だったんだ、すごい時代ね…。追記:実際のライブエイドの映像を観たらあまりの再現度に引くレベルでした。
サウンドチェックから、カメラの絞りから全部同じだ…。実写映画でこんなにトレスされてるのって初めて見たかも。
ていうかさ、っていう感想
ゲーム・オブ・スローンズ観てるみなさま、あいつ出てきましたね!あいつ! しかもあいつ結局またそういう星の元でやんの! でも今回はだいぶ可哀想とか思っちゃったけど! 今回あいつの登場でだいぶテンション上がっちゃいました。あいつめ〜〜〜。
あと、あいつが車から放り出されるシーン、あれニューヨークの、まさにわたしが衝撃を受けたマンハッタンの喧騒っていうやつです。あのクラクションとサイレン。すごく懐かしくて、嬉しくなってしまった。あんなシーンだけど。 いつの時代からあんな喧騒なんでしょう、マンハッタン。
それともういっちょ、QUEENの前身バンド「スマイル」が歯科医師などの医学生バンドだったと知って、もしかしてGReeeeNってQUEENのオマージュなの??とか思ってしまったんですがそういうわけではなさそうです??? いや、だってあのマークとかもすごい似てるし!
ロゴマークの「GReeeeN」の4つの「e」は、メンバーの人数、および、歯学部出身・在籍に因んで笑顔になるときに見える歯並びをイメージしてデザインされており、「smileを届けられる存在でありたい」というメンバーの気持ちを表している。
GReeeeN - Wikipedia
スマイル繋がってるし! すごい気になるんですけどと思いつつそこまで深くは調べておりません。
わたしのボヘミアン・ラプソディ
ちなみに、わたしにとっての「ボヘミアン・ラプソディ」というとこれ。Mnozil Brass(ムノチル・ブラス)というバカテク金管アンサンブル集団が余興的に十八番とする、歌と金管アンサンブルによるパフォーマンス。彼らの来日公演は何度も行きましたが未だにこれを観れていないのが悔しいところ。大好きです。
そんなわけで、映画も観てるよ〜のご報告でした。
(2018年232本目 劇場鑑賞)