NY旅行記12本目。この記事の続きです。
ここでは「Macy's Thanksgiving Day Parade 2018」の模様をお届けします。Thanksgivingとはなんぞや?については上記リンクの記事をご覧ください。では353氏、いってみよう。正確には「1日目①」の続きです。
観覧場所を求めて
セントラルパークから脱出して少し歩くとすぐ、それらしき賑わいとフェンスが見えてきた。どうやら規制されているようだ。どれほどの規模で規制されているのかは分からないがとりあえず急いで迂回して、どこかでどうにかパレードルートに戻らねば。時刻はまだ8時ぐらい。スタートは9時。きっと急げば間に合う。
途中でマーチングバンドに遭遇して焦る。彼らを大通りで見るために来ているのだ。こんなところですれ違っている場合ではないのだ。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のラストで過去から戻ってきたはいいが既にドクが撃たれたあとだったマーティの気持ちである。
迂回に使った通りはさながらバックステージ、スタンバイ中の出演者がホリデームード全開の衣装で歩き回っている。
なんて平和なんだろう。これがThanksgivingか!と早くも感動した。
ニューヨーク警察のバンドもスタンバイ中。白のスーザフォンが似合う。
もう少し歩くと、巨大バルーンたちの待機場所があった。それも、我らが悟空である。「悟」マークの操縦スタッフたちが集まっている。不思議な気持ちだ。あと、本当にでかい。これが街道をゆくのは圧巻だろう。
そろそろ戻りたい…と切に思ってきたあたりでありがたいことに規制が解けた。ように思えた。止められても悔しいのでシャキッと迷いなくターンレフト。おめでとう、パレードルートへ戻った。
旅メモ: 結局どの区間を移動していたのだろうと調べてみたところ、まず最初に規制がかかっていたのはスタート地点の自然史博物館よりだいぶ手前、86thストリートあたりだったことが判明。ここから迂回してだいぶ北へ下り、75thストリートでようやくパレードルートに戻れました。
今回の写真は全てこのスポットからの撮影です。ご参考までに。
パレードルートは当然人でいっぱい。しかし幸い、開始1時間弱前くらいだとまだ最前エリアへ入り込める余裕はあった。ひんしゅくを買わない程度に人混みをかき分けて、辛うじて見える位置を確保。とりあえずこれで旅の目的は確実に果たせる。安心した。
まだ時間は早いが、パレードのトップバッターをつとめる黄金色の七面鳥がしっかり鎮座している。
いちいち絵になる警官たちが、気持ち口角上がり気味に目を配っている。
風船配りのローラースケーターたちは記念撮影でもしているのだろうか。さっき貼る場所がなかったニューヨーク警察の可愛いスーザフォンおじさんはこっちに小さく貼っておく。
頭上にはおそらく報道用のヘリが飛び、誰が喋っているのかは知らないが時折「みんな楽しんでる?? 盛り上がっていくよ!!」的なアナウンスが流れては、寒さを紛らわすように皆ヒューヒューと盛り上がっている。そう、寒い。今朝の天気アプリが正しければ、快晴の日中で-6℃である。太陽が当たっているのになぜこんな震えているのか。
例年、このパレードの日は決まって極寒か雪か雨だという。日本でいうセンター試験的なジンクスにあたるのかもしれない。そのうえ、後から聞いた話によると今年は過去最高レベルに寒かったとか。納得しかない。この寒さの中「お待たせ〜〜」とコーヒーを買ってきてるグループがいたが、膀胱の構造に興味が湧いた。
わたしはといえば自分の体温もさることがなら、寒さで早くもカメラのバッテリーがじゃぶじゃぶ減っているのが気がかりで仕方ない。次回、今度こそ、今度こそのパレード本編。見ごたえたっぷりでお送りします。