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主に映画のあらすじと(まとまりのない)感想文

ローズマリーの赤ちゃん(1968)

なんとなくタイトルは聞いたことがありましたが、まさかホラーだとは思ってませんでした。そう、ご存知でない方いらしたらお仲間です。ホラーなんですよ、こんな平和なタイトルなのに。アナ雪かなんかと二本立てしてそうなタイトルなのに。

というわけで、せっかく「エクソシスト(1973)」を観たのでこの勢いでもういっちょホラーいってみよう、と鑑賞です。あらすじ省略!

妊婦さんは観ちゃいけない系映画

なんでも「マタニティ・ホラー」とかいうカテゴライズがあるそうで。その代表格とされる本作は、ざっくりいうと「私もしかして悪魔の子を宿しちゃったんじゃないかしら」というお話。んなアホな、って感じですが、主役ローズマリーを演じるミア・ファローの好演でじつに奇妙な映画に仕上がってます。

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ミア・ファローって以前「フォロー・ミー(1972)」で見たっきり、さほど印象のない女優さんだったんですけども、こんな可愛らしい方だったんですね。前半の「健康的なパート」におけるローズマリーはとにかく可愛い。ブロンドのぱっつんボブと色褪せない60年代ファッションの数々が堪りません。

そんな超可愛い新妻ローズマリーさんが、途中でなんの前触れもなく大変貌を遂げます。愛されボブは何処へやら、別人のようなベリーショートに。旦那さんからは大不評。もちろんわたしからも大不評。「切るなんてバカだ!」同感! ちなみに字幕だと出てきませんが原語では何故か「ヴィダル・サスーン」と言っているのが聞こえます。気になって調べたら、本当にヴィダル・サスーン本人がヘアカットを担当したんですって!

調べたついでの脱線もういっちょ。ミア・ファローは1974年版の「華麗なるギャツビー」でデイジー・ブキャナン役を演じているそうで、ふーん、だったんですけど、ふと気付く。あれか! 2013年版でキャリー・マリガンがやってた役か! ブロンドのショート! めっちゃ納得! キャリー・マリガン好きとしてはなんか妙に嬉しくなってしまったのでした。

でまあ戻りますと、ここからの痩せ細っていくローズマリーがとても怖いわけです。どんどん痩せていく妊婦さんの映画ですよ。なんと趣味の悪いことでしょう。妊婦さんが観てはいけない、とても趣味の悪い映画。…むむ、既視感。新天地に越してきた夫婦で、旦那さんはアーティストで、奥さんが家の改修をしてて、待望の子供ができるけど、迷惑な客を旦那がやたらと家に招き込んで、生活引っ掻き回されて、子供産まれるけど、ひっぺがされて、なんか儀式に使われて、発狂して、そんな映画知ってる!お前だー!!!

なんかつい最近も例に出しちゃいましたけど、折に触れて頭をよぎってしまう映画「マザー!(2017)」でございます。なるほどね、こういうのをマタニティ・ホラーっていうのね…。

にしても「マザー!」、だいぶ「ローズマリーの赤ちゃん」みが過ぎないかいと思っていたら、公式サイドでもこんなポスターを出していたようで。っていうか知ってるわこれ、「マザー!」観たときにこのポスター見たわ。

「マザー!」ポスター「ローズマリーの赤ちゃん」ポスター

そうか、あのとき見たのは本作へのオマージュ版ポスターだったんですね。こういうのおもしろいなあ。

有名な作品だけあって「まつわる情報」がいっぱい出てきてあれもこれも書いておきたくなっちゃいます。なかでもそそられるのはやっぱり、舞台となっているアパートの外観がかのダコタ・ハウス(ジョン・レノンが殺されたアパート)である件とか。この不穏な映画はもちろん殺害以前のものです。こわい!

あとこれめちゃくちゃどうでもいいんですけど個人的にはどうでもよくなくて、劇中やたら強調されてる「ローズマリーの赤ちゃんの出産予定日」がわたしの誕生日なんですよね(笑) 6月28日。もしかして悪魔の子なのでは…。

(2018年213本目)

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