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主に映画のあらすじと(まとまりのない)感想文

アントマン&ワスプ(2018)

「マーベル・シネマティック・ユニヴァース(MCU)」、さりげなく記念すべき20作目。「アントマン(2015)」の続編であり、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018)」から続くエピソードでもあります。MCUファンの方はネタバレにご注意を。

あらすじ

前作から3年。アントマンことスコット・ラングは、「シビル・ウォー」でキャプテン・アメリカに加担していたことからソコヴィア協定に反したとみなされ、2年間の自宅謹慎を受けていた。謹慎が解けるまであと数日というある日、かつて量子世界に消えたとされていた初代ワスプのジャネットを救う手がかりが見つかり、重要な協力人としてホープたち親子に自宅から連れ去られるスコット。外出することのないよう常にFBIから監視を受けているスコットにとって、これは人生を懸けた一大事である。

バレずに無断外出して量子世界で人助けをしよう

ヘヴィー級だったMCU前作「インフィニティ・ウォー」から一転、とってもライトな、お口直し系本作です。「インフィニティ・ウォー」にアントマンが出てこなかったのは自宅謹慎中だったから。って小さいなおい(アントマンだけに)。

今回のアントマンは巨大化もできるということで、物理的にもお話的にもミクロからマクロまで幅広い、やりたい放題のエンターテインメント作品になってます。大いに姿勢を崩してコーラのストロー咥えながら「おもしれー」って半笑いしっぱなしみたいなやつです。つい背筋の伸びてしまう「インフィニティ・ウォー」とは大違いです。

MCUにおけるアントマンX-MENシリーズにおける「デッドプール」的ポジションっぽいよなと思っていましたが本作はますますそんな感じ。クライマックスの市街戦ともなると、どっち観てるのか分からなくなるほど(笑) まあ、ウィットの清潔度は両極端ですけど。市街戦といえば今回の舞台はサンフランシスコということで、地形を生かしたカーチェイスなんかは「ベイマックス(2014)」を思わせるものがありました。量子世界のあたりも雰囲気近いですしね。

アントマン&ワスプ」の「ワスプ」となるのは、前作では博士の娘に過ぎなかったホープ。黒髪おかっぱボブが印象的なキャラクターでしたが本作では前髪グッと上げて完全に別人の装い。「オーシャンズ8」のサンドラ・ブロックかと思っちゃいました。二作目でボブから活動的なルックに一転するキャラクターというと、「ジュラシック・ワールド」シリーズのブライス・ダラス・ハワードとかそうでしたね。最近の女性キャラ造形の流行みたいなとこでしょうか。

あとあの、敵役の「ゴースト」は正直、ニチアサ系の香りがプンプンしませんか。あの、お米みたいな、フォーゼ? 近年の仮面ライダー臭がすごい。お米と蟻の戦い。米唐番が出てきたら終わる。

虫嫌いなら知っておきたい! 蟻は? 大きさは? 年収は?

ちうことで、はい、わたし虫が大の苦手でして、本作を劇場で観るかどうかかなり悩みました。パスしたい気持ちが7割くらいだったけど「インフィニティ・ウォー直後だしなあ…」「20作目だしなあ…」と重い腰あげて行った感じです。あんなに気乗りのしない映画館行きは初めてだったかもしれない。

事前に「今回、虫どうすか」っていろんな人に聞いてたんですが、みんな「大丈夫だと思うよ!」みたいな返答で、ある程度それを信じて行ったらちっとも大丈夫じゃねえじゃねえかああああああ!!!!!っていう次第でございましたので一応警告しておきます。巨大化した蟻がそこらじゅう歩き回っております。

いや〜、今回ね、とにかく巨大化できるんですよ。前回も巨大化要素はあったけれど全体的にミクロ方面だったのに対して、今回だいぶ積極的に蟻さんとかデカいんですよ。人間サイズでカツカツ歩き回ってるもんだから、って書きながらサブイボ立ってるんですけどね。あ〜、無理だった、ほんと。量子世界の方にも超ミクロでマクロな奴がいますしね。や〜、痒かった。ヒアリのニュースが直視できなかった皆さんはどうかお気をつけてくださいね。

虫要素を抜きにすれば(アントマンのアント抜きになってしまい恐縮ですが)巨大化縮小化をカジュアルに使いこなす今回のアクションはかなり楽しいです。縮小化したときに質感までミニチュアっぽくなるのが、また独特のよさみありで。車を小さくするとチープな「ミニカー」になっちゃうのがね、男心をくすぐるんですよね。ドラえもんの「チョコQ」の話とか思い出しちゃいました。あーいうのが好きな人ならかなりツボると思います。

で、わたしのように虫嫌いな人は果たして本作どうするべきか。結論としてはまあ当然ですけど、MCU追ってきた人ならマストです。がんばってください。応援してます。

(2018年204本目 劇場鑑賞)