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主に映画の感想文を書いています/NY旅ブログも連載中

二度目の「カメラを止めるな!」

突発的おかわり、行ってきました。すっかり公開規模も大きくなって、キャストや監督もテレビにちょいちょい出てたり、みたいな今日この頃。ほんの一月程度で激動って感じです。

行ったのは過疎化が進む(私見)最寄りのTOHOシネマズ南大沢。一番大きいスクリーンにかけていて、いくらなんでも客入らないでしょ…と思っていたら、意外とたっぷりお客さん入っていて驚き。本当に、すごいんだな今…。

ちゃんとみんな笑ってくれるのかなという不安も、しゅはまはるみさんが本気出し始めたあたりで心置きなく笑える空気になってくれたようで最終的にはだいぶ爆笑に包まれていました。南大沢の民をあんなに笑わせるとは、やるじゃないか(南大沢に対する偏見があります)。

おかわりで思ったことをいくつか。

ミニシアターの空気感が忘れられない

初回鑑賞は約150席のミニシアター渋谷ユーロスペース。今回は約500席のシネコン。どうしてもあの、満席+立ち見+階段座り見とかいう異様な初体験が忘れられません。小劇場で演劇を観るような集中力、狭い空間で巻き起こる笑いの連鎖と一体感、むせるような爆笑に消されてもはや聞こえない音声、笑い涙でぼやけるスクリーン。あんな映画体験、いや映画館体験は後にも先にもないかもしれません。

狭い空間で巻き起こる笑いの連鎖と一体感、これがやっぱり一番で。人のまばらな映画館で観るには惜しい映画だし、自宅でひとりでDVD鑑賞するにも惜しい映画。集団心理でクタクタになるまで笑い転げるあの特殊な感じを含めての「面白い」を、観る人全員に味わってもらいたい。小さいハコと満員のお客、という環境を全員には提供できないのがもどかしい。いっそ単館であれ(老害)。

売れちゃったバンドの古参ファン的心境

というわけで正直ちょっと、そんな感情が出てきていることは否めません(笑) ドームやスタジアムじゃなくてライブハウスで観てほしいバンド、とかあるじゃないですか。「シネコンじゃなくてミニシアターで観てほしいんだよね〜」とか言っちゃってる時点でもうしっかり厄介なファン。やだやだ。でも実際そう思うんだ。もっと客席の一体感が欲しいんだ。ポテンシャルそんなもんじゃないんだ。

酔う、って思うと酔う

初回は集中してたせいで全く意識してなかったんですけど、あとからよく耳にする感想のひとつが「酔う」というもので。そんなだっけーと思いつつ、酔わないように気をつけようと意識して観たら今回なかなか酔いました。なるほど、これは酔いますね。知らぬが仏。

好きなところは変わらない

やっぱり「カメラマン変わった?」のところが好きすぎて涙出ます。ぐわんぐわんズームインアウトしまくってから豪快にすっ転ぶ助手の浅森咲希奈ちゃん愛おしすぎる。エンドロールの三層目ではそこがカメラマンさんの休憩ポイントになってるのもホットな涙が出ます。コップ2杯の水を飲むのがすごくよい…。

でも笑い足りない

願わくばもう一回、ミニシアターであの映画館体験をしてきたいなあと思うのでした。客席みんなでヒイコラ笑いながら映画観るのってほんとに楽しい。大きめのところで初見して好感触だった方はぜひミニシアターでもおかわりしてみてくださいね。数段上の充足感を得られること間違いなしです。笑い疲れてボロボロになった前回の感想はこちら。 まっさらで観れたわたしはラッキーだった、と改めて感じています。

(2018年187本目 劇場鑑賞)