353log

主に映画のあらすじと(まとまりのない)感想文/期間限定でNY旅ブログ連載中

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018)

一気見で準備万端! 満を持して公開初日に観てまいりました〜。大スクリーンかじりつきで観るミッションインポッシブルはこんなに楽しいのか!と感動。もちろんネタバレありますのでご注意を。

まいど雑あらすじ

今回もIMFと地球がピーンチ。核爆弾の起爆を阻止したりしながらプライベートな問題にも取り組んだりするよ。なにはともあれ頑張れイーサン!負けるなイーサン!

雑感

とにかく楽しかったです。こういう映画は映画館で観るべきだなと、何かを観るたびしょっちゅう同じようなことを言っていますがほんと、映画は映画館で観るために作られているのですね。至近距離で観ているからかフィルム特有の粒子感もすごくよく見えるし、監督は変われどMIシリーズに共通していると思われるアナモルフィックレンズ撮影の横長レンズフレアも視界を思いっきり支配してきていい感じでした。わりと過剰なまでのレンズフレア使いですよね。

アバンタイトルのパートは正直「ノれない」なあと思っていて。いやなんか指令も長ったらしいし、そのあとの展開もお前誰やねんイーサンなんでそんなブチ切れとんねんって感じだったんですけど、バターン!と壁が四方に展開してくれたもんだから心中大爆笑。なるほど一作目アバンタイトルのオマージュだったのか! 演出過剰なのもそういうことか!(指令が長いのは違うけど)ということですっきり〜でした。

今回はウォーカーっていう監視役がつけられちゃったこともありどうも調子が狂うイーサン。いつものイーサン無双をさせてもらえない展開にヤキモキ。爆笑トイレアクションくらいまでは完全に冴えないイーサンですが、突如男子トイレに現れたイルサのおかげ?で調子を取り戻し、いつものイーサンに。いやあ、今回イルサ様が大変かっこよかったです。前回もよかったけど今回のほうが好きです。レベッカ・ファーガソンさん、まごうことなき当たり役ゲットですね。ヴェネッサ・カービーさん演じるホワイト・ウィドウ(笑ってしまう名前)も魅力的で、女性陣がひたすらかっこいいっすね。

景観を配慮してか敢えて古めのBMWを爆走させるパリ市街のカーチェイス、これぞ映画館で観るのたーのしー!!!ポイントでした。車の往来を直線で見事すり抜けていくタイプの超絶カーアクション、あれ大好きです。綿密に計算してやってるんだろうけど怖いだろうなあ、すごいなあ。MIシリーズは「もちろん実際やってるだろう」という前提で観るから、比較的月並みなアクションシーンでも手に大汗かいちゃうんです。護送車ごと沈められたレーンに水が迫り来る様子を固定アングルで見せるのも楽しい仕掛けでした。水の壁!

f:id:threefivethree:20180805113316j:plain:w250:rightイルサとのラブラブカーチェイスが一段落したあと、柱の隙間にチラチラ、みたいなシーンがあります。これわたしの勝手な想像として、オードリー・ヘプバーン主演のサスペンス映画「シャレード(1963)」にインスパイアされたんじゃないかなと。ヘプバーンがスリリングな追いかけっこをするクライマックスシーンで、パリのパレ・ロワイヤルにて撮影されています。真っ先にこれを思い浮かべたので、多分、わりと本当に、これじゃないかなあ(画像は拾い物です)。

さて、そこから今度は骨折へのカウントダウン(笑) まさに「頑張れイーサン!負けるなイーサン!」をベンジーが地でいく萌えシーン。「ごめん2Dで見てたわ」のくだりはIMFとしてヘボすぎだろベンジーって感じですが可愛いからよしとする。ひとつ気になるのは、イーサンにとって二階から飛び降りるのってそんな大したことか…??(麻痺している)

舞台は変わり、カシミールの核爆弾案件へ。このへんは首傾げポイントもいくつかございます。イルサが見つけたっつってんのに独自の体当たり調査を続けちゃうベンジーとか、爆弾解除しながら「イーサン最近どう?」ってプライベートトーク挟み込んじゃう嫁とか、まあそもそもわたしあんまりあの嫁さんに感情移入できてないっていうところもあるんですけど。刻一刻を争う場面でスピード感を緩めちゃってるシーンが多かったかなと。長官がやられるシーンとかもそうで。「残念です…」に時間食いすぎっていうか。七人の侍」を見習えよ!と。クライマックスで三船敏郎が撃ち殺されても戦い終わるまでしばらく放置するんだぞ!!と。そういうとこはちょっと、いただけなかったです。

ほかにも首傾げポイントを先に挙げると、がっちり「チームワークと正義の勝利!」だった前作に対して、「ゴースト・プロトコル」タイプの「みんな頑張ってどうにか間に合いました〜! 超人イーサンに感謝!」に戻ってしまったクライマックスは、ちょいと惜しいかなと。あとやっぱり嫁さん関連で、ラストで嫁さんとラブラブしてからイルサともラブラブしちゃうあの二股感がなんかやだ! なんか!やだ!(感情的な問題) あとはあの、スローンっていうCIAの人?がいるせいでなんか話が複雑。よくわかんない(おつむの問題)。それからそうだな、レーンが常に髭モジャの爺さんルックで弱そう。前回のルックが欲しかった。

はいさておき、クライマックスのトム・クルーズミッション:インポッシブル2018」、最高でございました。「操縦できる!(免許とったから!)」なトムのスタント基地外っぷり、劇中のセリフたちがどこまで「素」のものなのか気になって仕方ありません。宇多丸さんが言ってたんだったかな、「トム・クルーズは、いつか本当に死にますよね」って。あれを見てると、本当にいつか撮影で死ぬと思うんですよね。逆にそれ以外の方法で死なれたほうがびっくりする。死ぬのか、って。

ヘリが墜ちてからもまだまだ続くアクション。ヘリ二機のボディのみが岩場にガツンと挟まる様は爆笑です。こんなヘリ・アクション、見たことないよ! からーのロッククライミングという全部盛り感。すごい。イーサンだから、トムだから納得できるあのアホ展開。今回ほんとに、トム・クルーズがこれまで築いてきた実績の物凄さというのを肌で感じました。なるほどこれが唯一無二の「ミッション:インポッシブル」シリーズたる所以なんだ、と、映画館でスクリーンにかじりついて初めて理解しました。

以上、超にわかが初めて映画館でMIシリーズを鑑賞した感想でございました。映画館から出て周囲のビルを見上げた時に「いける」と錯覚させられたあの感じ、忘れられません。駅まで屋上づたいに跳んでいけると、あの瞬間は本当に思ってしまった…。

(2018年174本目 劇場鑑賞)