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主に映画のあらすじと(まとまりのない)感想文/期間限定でNY旅ブログ連載中

X-MEN: ファイナル ディシジョン(2006)

X-MEN」シリーズの3作目。

あらすじ

前作でアルカリ湖へ飲み込まれたはずのジーンが生還する。しかしプロフェッサーは「それは〝もうひとりのジーン〟かもしれない」とローガンらに注意を促す。ジーンにはふたつの人格が存在し、片方の人格はこれまでプロフェッサーが封じ込めていたというのだ。プロフェッサーの悪寒が的中し、ジーンはマグニートーのもとで利用されるようになってしまう。同じ頃、ミュータントを通常の人間に戻す特効薬「キュア」が完成していた。

お〜っとどうしたX-MEN

ジーンの少女時代から始まる本作。あ〜やっぱり生きてるやつね!よかった!と思ったのも束の間、生きてるどころか「今回の敵」になってしまうという。えっ二重人格??そんな深みがあったわけ??

あーーそっちいっちゃったかーーという感想でした。前作の感想で触れた「エージェント・オブ・シールド」シリーズもそっちのほういっちゃったのよね…。

お話のスケールがぶっ飛びすぎる程度ならまだしも、タチの悪いことに登場人物の魅力(なんなら存在も)が全消しされちゃってもうどうにもこうにも。せっかく前作までで多くのキャラクターを魅力的に描いてきたのにですよ。ジーンはヴィランになっちゃうし、彼氏いつの間にか死んでるし、ローグは3年の月日により顔がゴツくなっちゃったせいか出番激減(そしてまさかの脱ミュータント)だし氷男くんは乗り換えてるっぽいし*1、火男くんはグレて金髪になっちゃうし(ダセえ…)、青くなくなった彼女に対するマグニートーは無慈悲すぎるし、ていうか青い野獣お前は誰だ!! んもう悪いほうのパラレルワールドって感じだ。

あと「キュア」、響きが可愛いんじゃ!!(feat.千鳥ノブ) マグニートーのかっこいい台詞「我々こそがキュアだ!」とか完全に大草原なんじゃ。確かにプリキュア最新話で「男の子だってヒロインになれるわ!」とかいう現代じみた台詞があったらしいが、お前は無理じゃ!! え?「キュア」を大幅に誤解してる? はい、そうです。

あとね〜〜〜マグちゃんさ〜〜〜ゴールデンゲートブリッジの件はもう少しいい方法あったんじゃない??? あれじゃギャグだよ??? 「アルカトラズからの脱出(1979)」のクリント・イーストウッドたちももう少し堅実に頑張ったよ??? マグニートーは帰ってくる??? もう帰ってこなくていいよばーか!!!(ごめんちょっと言い過ぎた)

ふう……。

ということでお察しかと思いますが3作目にしてものすごくつまらなくなってました! びっくり! 監督が変わったりいろいろで脚本からがっつり書き変えることになったっぽいのですけど、前2作で築き上げてきたものを全部壊すというあんまりな出来でございます。特に前作「X-MEN2」はものすごくよかっただけに、勿体ないなあ…としか…。

気を取り直して、お次はライアン・レイノルズ黒歴史1「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」へ行ってまいります。あ、そういえば、チープなジャガーノートが出てきたのは「おお」ってなりました。あとスタン・リー爺さんのカメオっぷりが今回だいぶ好みでした。

(2018年121本目)

ひどいこと言ってごめんよ

追記。後日「X-MEN: ファースト・ジェネレーション」を鑑賞したらいろんな人(青い野獣さん筆頭)に謝りたくなりました。本作でくじけた方には特におすすめ! しっかり尻拭いしてくれてるから! む、なおのこと本作やっぱり許せねえ!(延々ループ)

*1:壁抜けの彼女、エレン・ペイジさんっていう、のちに「インセプション(2010)」で大活躍するあの子だったんですね。しかも吹替がマイスイート坂本真綾。凍らせた池でのスケートシーンは数少ない素敵な場面でした。