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主に映画のあらすじと(まとまりのない)感想文

三十四丁目の奇蹟 スペシャル・カラー・バージョン(1947)

本作を観るのは今年2回目ですが、別物として扱います。1947年に公開された「三十四丁目の奇蹟」はモノクロの映画。で、こちらはそれに着色をして擬似的?なカラー映画にしたもの。2006年にリリースされた「スペシャル・カラー・バージョン」です。果たしてどんだけカラーになってるんでしょうか。

その前に内容のお話。本作「サンタは実在するのか」というバリバリのクリスマス映画なのでちょっとまだ早い?と思いきや、ことの始まりはサンクスギビングデイのニューヨーク、つまり今週の木曜日(アメリカのサンクスギビングデイは11月の第4木曜日)なんです。めちゃくちゃタイムリーっていうかまあ狙ってDVD買って観てるんですけどね。何度観ても、よくできたとてもいい映画です。

最初に観たときは全く知らない文化でしたが、少しニューヨークのことに詳しくなってきた今だからこそ分かることもいくつかありました。最たる例として、サンクスギビングデイの日、メイシーズのパレードが進んでいくシーンで使われているのはこの場所。

これ、このパレードのスタート地点です。「ナイト ミュージアム(2006)」でお馴染みアメリカ自然史博物館の前です。今日の日までずっと変わらずこの場所がスタート地点なんですね〜。あっちの人たちからしたら、ここから始まってないとリアリティも何もないんでしょうね(笑) ちなみに近年はピカチュウなんかのバルーンも出ているらしいメイシーズのパレードですけど、今年はドラゴンボールの悟空まで登場するそうです。

さて、問題の「どの程度カラーなのか」っていうところについては、びっくりするくらいちゃんとカラーでした。モノクロがどんなだったかを忘れてしまうくらい、全く違和感なしです。淡めの色合いなのがまたよいです。カラー化とか別にしなくていいんじゃないの…と思っているほうでしたがこう違和感なくいけるんだったら他のもカラーで観てみたいですね!

(2018年231本目)

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014)

※あっさり鑑賞記録の期間中です(あらすじ割愛)

長い複雑なタイトルですね(笑) ひねった邦題というわけではなく、原題もそのまんま「Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance)」でした。ニューヨーク縛りウォッチリストの中に入っていただけでどんな映画か全く知らないままPrime Videoにて鑑賞。FOXサーチライトじゃん!と期待値アップ。

舞台は主にブロードウェイのセント・ジェームス劇場。今は「Frozen(アナと雪の女王)」が上演されている劇場のようです。かつて「バードマン」シリーズでスターになったものの今は落ち目なもんだから演劇界で再起しようとしている的な俳優リーガン・トムソンが主人公なのですが、このリーガンを演じているのは「バットマン」シリーズで有名なマイケル・キートン(と言いつつわたし「ダークナイト」シリーズしか観ていません…)。バードマンとはなんぞや、と思ったらそういう"掛け"だったんですね。

本作は一言であらわすと「変な映画」。めちゃくちゃ変な映画です。全編手持ちカメラの長回し風に撮影・編集されており、リアルかと思えばシームレスにファンタジーあるいは妄想のような世界へ吹っ飛んでいったり、むしろ日本映画でこういうのありがちだよな…とか思いました。ナオミ・ワッツが新人女優役を演じていたりして、「マルホランド・ドライブ(2001)」を連想するようなところも。

すごく印象的なのが、全編通して聞こえている「ドラム」の劇伴。タイトルバックから鳴り続けていた気持ちいいドラムの音がお前そこだったのか!っていうのは個人的にだいぶ興奮ポイントでした(笑) これは音響のいい映画館で観てみたいものです。ちなみにこの2014年はあの「セッション」も公開されているので、ドラム映画の年??

あとは、主人公の娘役を演じているエマ・ストーン。もう十分に主役級女優な頃だと思うので、ヒロインではないエマ・ストーンというのがなんだか新鮮でした。やっぱりいいですね、エマ・ストーンセント・ジェームス劇場のバルコニーから足放り投げて座ってるとこが、映像も綺麗で印象的です。手持ち長回し系だけど映像は綺麗!っていうのがだいぶポイント高いです(カメラを某とかダンサーインザ某とかを横目に)。

あと、それまでずっと少し意味ありげにフレームインしていた向かいのマジェスティック劇場の「オペラ座の怪人」。ラストのギブス姿で回収されている感じが好きでした。そのためにこのロケーションにしたのかも。

そんなわけで、だいぶ変な映画ですがなかなかにおもしろかったです。

(2018年230本目)