2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧
『横道世之介』『おらおらでひとりいぐも』などの沖田修一監督作品ということで、この2作がとても気に入ったわたしとしては期待値をかなり上げていたのですが、ツボとか好みってなかなかシビアだなあと思ったりした次第。つまり、ちょっと合わなかったな〜寄…
(多分ネタバレなし)『鳩の撃退法』を観てきました。佐藤正午さんによる同名小説が原作とのことですが、文学に疎すぎるわたしは本作の予告編で初めてそのタイトルと対面。なんだ鳩の撃退法って、えらくかっこいいタイトルだな! KIRINJIのこれまたかっこい…
『戦場のメリークリスマス 4K修復版』を観てきました。坂本龍一さんによる同名のテーマ曲はあまりにも有名ですが、それ以外のことをあまりにも知らなすぎたこの映画。そもそも日本人監督の作品であることすら知りませんでした(っていうレベルの感想を書きま…
新作洋画渋滞中の8月、ようやく『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』を観ました。最低&最高でした。ネズミNGな人以外には全力でお勧めしたい、この夏のNo.1です。 ただし念のため補足しておきますと、言うてもこの映画スプラッターコメディなので…
棒読み、無表情、曲がり角は直角に。「かなり変な映画」だという評判は聞いていたので楽しみにしていたのですが、これが想像以上に曲者でした。 シュールにシニカルに「戦争」を想起させるような内容の作品なのかなと思っていたのですけど、蓋を開けてみれば…
現在公開中の映画『フリー・ガイ』を観てきました。昨年、最初の緊急事態宣言で映画館が営業休止になる直前あたりに友人と「あれ面白そうだよね」なんて話をした記憶があります。丸一年の延期を経て、やっと会えたねブルー・シャツ・ガイ。 まず最初に書いち…
1961年から1965年にかけて「1年1作」で作られた、内田吐夢監督の映画『宮本武蔵』シリーズ全5作を一気見しました。最初の3作は短めでサクサクいけるのと、毎回あからさまな「続く!」で終わるため、ドラマ感覚であっという間に完走。 ちなみに「わりと夢中で…
先に総括しておきます。まず単純に青春群像劇としてめちゃめちゃ楽しい! 97分という短い尺でありながら登場人物全員が輝いてます。そして前述の説明だと誤解されそうですが本作はキラキラ恋愛映画もチャンバラ時代劇も等しく称える映画讃歌です! ぜひスク…
盆明け、免許更新の足で『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』を観てきました。「もしも道路交通法がなくなったら……」をテーマにした優良者用講習ビデオです。ちょっと長かったです。 そんな(?)本作は『ワイルド・スピード』シリーズ9作目。じつはわ…
いやはや……めっちゃ良かった……。素晴らしかった。尺は143分、結構長いんです。しかし一瞬の隙もない。ひたすら完璧。え、ちょっと、「この密度の完璧」でどこまでいくつもり??と心配にすらなる完璧。そしてそれが最後まで続く。一切の妥協なく作り込まれた…
以前から一番興味があったタイトルは本作かもしれません。なんか面白そうじゃないですか、「裏窓」って響き。そんな予感は的中し、かなり好きなタイプの作品でした。2021年の今観ると「ステイホーム映画の最高峰」などと言いたくなってしまう内容でもあり。…
かなり異色のタイムトラベル恋愛映画『ある日どこかで』を観ました。すごく……すごく良かったけど強烈なトラウマ映画にもなった感。寝る直前に観るもんじゃなかったな。 観たきっかけは、大林宣彦監督の『時をかける少女(1983)』。こちらの劇伴は松任谷正隆…
じつは観たことがないだなんて口が裂けても言えないのでこっそりヒッチコックを初見していこう週間、2本目は『めまい』です。はい、こちら前回の『サイコ(1960)』以上に100%初見です。逆にすごいと思うんです。 例によってネタバレ気にせず書いていきます…
大きな声では言えないのですが、ヒッチコックの『サイコ』を初めて観ました。どういうわけか縁がなく、これまでヒッチコックは『北北西に進路を取れ(1959)』しか観たことがなかったのです(それすらも観た理由が思い出せぬ)。 スリラー好きなのにこれは流…
山田洋次監督の最新作『キネマの神様』を観てきました。ちなみにわたし、山田洋次監督の作品はずばり『幸福の黄色いハンカチ(1977)』しか観たことがないという、「寅さん」すら全く観たことがないという、そんな超門外漢でございます。それがなぜ今回は観…
アニメーション映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』を観てきました。本来は2020年5月公開予定だったとのことで、だいぶ延期になりましたね。 ちなみにこれアニメ音楽レーベル「フライングドッグ」の10周年記念作品だということを、所属アーティスト坂…
この映画を、初見から「すごくいい映画だった!感動した!」と絶賛できる強者はなかなかいないのではないかと思います。それよりもまずは圧倒されたとか、よく分からんけどすごかったとか、そのあたりが大多数でしょう。 わたしもガイド制作作業を始めるまで…
新旧織り交ぜて16本、いい感じです。長らく未使用の固定費と化していたDisney+も『ファルコン〜』『ロキ』で一気に取り戻しました。噂に違わず『ロキ』おもしろかったなあ。「自分と向き合う」ことをこんなふうに描けるなんて、MCU恐るべし。 さて、新作粒揃…